トリプル

年明けに漸く聴けた。
家で畏まって聴く習慣が無いので、専ら外出時の移動中のお供という事で。


松浦亜弥は何でも出来ます・・・・か?
いろんな松浦亜弥の可能性が詰まった一枚で、現在進行形の松浦を堪能できるかと。
つんく♂の言葉を借りれば、無数限の松浦亜弥がそこに存在する訳ですが、
逆に焦点がボケてしまって、あれもこれもが拡散波動砲になってしまい、
見た目は派手だが効いてないじゃんみたいな。
これがロックだと言われればそれまでだけど、ファーストに見られた透明感、ストーリー性は皆無。
透きとおるような延びやかな高音もなりを潜めてしまっている。
しかし表現力は格段に増しており、そのパフォーマンスは最早アイドルではない。
それだけにアルバムテーマに対してのベクトルが一方向を向いてないのが、個人的にペケ感あり。
それがリピートしようと思いづらいところかも。


歌い方はもう今の松浦のまんまで、声質も今のまんま。
それ自体どうこうないが、巻き舌チックがほぼデフォ化してきてるのはなんとかならんか。
あれがアーティスティックだなどとなるとちょっと・・・・。
なので「ね〜え?」を聴くとひどく安心してしまうのは自分だけでしょうか。


新出では「私と私と私」「可能性の道」が気に入ってます。
春ツアータイトルにもアレンジされてますから、歌ってくれますよね。
てゆーか、つんく♂のコメント通りならツアーでアルバム曲歌わなきゃ嘘でしょ。


不思議とこうして感想など書いてると、聴きたくなってくるんだよね、アルバム。
こうやって気持ちを盛り上げていくのもありかと。
まだ4ヶ月もあるんだけどね。